このとき世の中は

By | 5月 21, 2012

戦争で疲弊した、日本の経済は、昭和25年(1950)に勃発した、朝鮮戦争によって発生した需要によって、息を吹き返したのでした。

当時、朝鮮はいまと同じように北朝鮮と韓国とに別れていて、北緯38度線を、国の境としていました。この境を、北朝鮮軍が突然、突破して来て、韓国に進入して来ました。これに対して韓国軍と在韓米軍は応戦し、日本の駐留していた米軍も参戦しました。この米軍に対して、日本は物資の補給や、破損した、戦車や自動車の修理などを、請け負って(朝鮮特需),日本経済は大いに、潤いこれが、高度成長経済の始まりでした。

この戦争は、昭和28年(1958)年に、南北両朝鮮は停戦し、現在までこの状態が続いているのです。この年に、テレビの放送が始まりました。昭和31年(1956)に政府が発行する経済白書で、「もはや戦後ではない」と、宣言しました。

朝鮮特需の影響を受けて、昭和29年(1954)から始まった、高度成長経済は、日本国内は我が国始まって以来の好景気で、「神武景気」といました。庶民にとって、この耐久消費財(白黒テレビ・冷蔵庫、・洗濯機)は、高価だが努力すれば、手にすることが出来るという商品だったので、またこれらを持っていることは、中流家庭の象徴でもあるという意識が働いて、大量に売れたのでした。この、神武景気は、昭和32年(1957)6月まで、続きました、その後は不景気になり「なべ底景気」と言われました。